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会津のおせち料理編
会津ならではというとまず思い浮かぶのは「こづゆ」ではないでしょうか。他にも「棒たら煮」や「鯉の旨煮」など海がない会津ならではの乾物や川魚料理が多いですよね。「ざくざく」と「こづゆ」のように同じ会津でも各家庭で作り方や具材が違っていたり、そもそも呼び方が逆の場合などもあります。会津の雑煮として知られる「つゆモチ」と「汁モチ」も作り方や呼び方が家庭によって変わります。郷土料理のおもしろいところですね。
お正月にだすおせちは各家庭によって違ってくるもの。「銀タラの煮つけ」や「豆数の子」、「イカ人参」や「ぜんまいの煮物」などが会津では多いのではないでしょうか。福島の郷土料理で知られるイカ人参も地域ならではの違いがあり、昆布を入れるのは会津だけなんだそうです。今回はイカ人参の手間を減らす“ばあばのひと工夫”をご紹介します。
【いかにんじん】
【材料】(2人分)
・にんじん……………………1本
・スルメイカ…………………1枚
・昆布……スルメイカと同量程度
・醤油……大さじ2
・酒………大さじ1
・だしの素……少々
・砂糖…………少々
【作り方】
- にんじんの皮をむき、薄く千切りにする。
- スルメイカの胴部分をハサミで細かく切る。あぶっておくと柔らかくなるので切りやすい。
- 鍋に醤油、酒、だし、砂糖を入れ煮立つまで火にかける。
- ボールにスルメ、昆布、にんじんを入れる。
- 熱いうちに3を4のボールに入れる。蒸らすように上からかける。←ポイント!
※熱いうちにかけることでにんじんが柔らかくなり、材料に味がしみ込みやすくなります。 - 半日ほどおいて上下に混ぜれば完成!