会津よつばについて

ごあいさつ

代表理事組合長 原 喜代志

 平素より当JAの事業各般にわたりご利用とご支援をいただき、厚く御礼申し上げます。
 令和六年は一昨年同様に、春から平年の気温を大きく上回り記録的な猛暑が続きましたが、九月中旬以降の長雨により、稲作についてはコシヒカリを中心に倒伏が多くみられ、稲刈作業に大変苦慮した年でした。
 一方、米の卸売り価格が三十年ぶりの回復となり、JAにおいても令和六年産米の概算金の上積みを図り、農家所得の向上に努めてまいりました。
 依然として原油・肥料価格の高騰等、不安材料が懸念されますが、JAの使命である営農とくらしを支える協同組合として努力してまいります。
 園芸品目については、物流2024年問題に対し輸送体制の見直しを行うとともに、業務の効率化やロット拡大による有利販売に取り組んでまいりました。
 特に「南郷トマト」と「昭和かすみ草」については昨年に引き続き販売額が過去最高を記録するとともに、「南郷トマト」については生産農場102戸全てでJGAP団体認証を取得し、「昭和かすみ草」については令和六年度農林水産祭において最高賞である「天皇杯」を受賞いたしました。
 また本年でアスパラガス、きゅうり、チェリートマトの選果・予冷設備を備えた「会津野菜館」が稼働六年目を迎えます。一元集荷一元販売による効率化とさらなる有利販売に努め、新規栽培者や大規模経営化、施設園芸の生産拡大を推進してまいります。
 昨年は、新型コロナウイルス感染症が落ち着き、国内各地において人々の移動が活発となり、国内経済は以前の状態に戻りつつあります。そのような中、八年目を迎えたJAと会津17市町村合同トップセールスを東京都内で開催しました。昨年は少し趣向を変え「会津ものづくりフェスタ」として農畜産物をはじめ、会津の加工品や工芸品も紹介し、会津ブランドの魅力を大いにPRしてまいりました。
 さらに一昨年に引き続き各地でJAまつりを開催しました。組合員の皆様や地域住民の方々と収穫の喜びを分かち合うとともに、地域とのふれあいを目的に開催し大盛況となりました。
 令和七年は、JA会津よつばにとって、第四次中期経営計画及び第三次地域農業振興計画の初年度となります。
 今後も「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」を基本目標に掲げ、地域になくてはならないJAであり続けるため、組合員との対話を通じて、総合事業を基本とした「不断の自己改革」の実践に全力で取り組んでまいります。
 結びに、JA会津よつばの基本理念である「会津の豊かな自然と文化を守り、夢と活力のある農業と、安心して暮らせる地域社会の実現」に向けて、役職員一丸となって取り組んでまいります。皆様方の益々のご繁栄とご多幸をご祈念申し上げまして、新年のご挨拶といたします。

2025年1月

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