国権酒造
米、水、人、そのすべてにこだわる南会津の蔵元
2016年5月18日、全国新酒鑑評会において福島県の蔵元18銘柄が金賞を獲得し4年連続で日本一となった。なかでも国権酒造は9年連続での受賞。高品質にこだわり、蔵人ひとりひとりが「和醸良酒」という言葉を胸に酒造りを続けてきた結晶が南会津の酒に秘められている。
「出品酒だけでなく、何を飲んでも国権らしさが分かる満遍なく美味しいお酒を提供したい」と代表の細井信浩さんは話す。寒暖差のある会津の気候、良質な水のみならず、各蔵元との技術交流による切磋琢磨が福島を日本一の酒の産地としたのだ。
「日本酒というのはどんな食べ物にも合わせられる、懐の深い飲み物なんです」と細井さんは魅力を話す。今後ますます様々なタイプの日本酒が登場していくと予想される中、国権は受賞歴に甘んじず、常に日々研鑽していく姿勢を貫く。消費者の嗜好の変化に敏感に応じ、丁寧な仕事を蔵全体で行っていくことが美味い酒造りにつながる。「旬の食べ物や料理に合うよう、季節ごとに提供している」と食事の楽しみとしての日本酒を強調する。日本酒は6次産業化のはしり、地元に愛される酒蔵として「米のつくり手にも喜んでもらえる酒屋で在りたい」と細井さんは話す。国権は南会津産の米なくしては造ることができないもの。7月には夏野菜によく合うすっきりとしたのみ口の純米吟醸酒が発売される。
営業時間9時~17時
土日休みの場合あり
駐車場 3台
住所 | 福島県南会津郡南会津町田島字上町甲4037 | TEL | 0241‐62‐0036 |
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