スペシャル情報
ブドウ(ブドウジャム)
世界で生産されている果物の中でも生産量上位に入るブドウ。約7割がワイン用に生産されています。日本でも明治時代にワインの製造が始まったと言われていますが、どちらかといえば秋のフルーツとしてそのまま食べるのが一般的ですよね。粒の大きい巨峰、種のないデラウェア、緑黄色のナイアガラなど、ブドウの品種は様々で、甘みや酸味などの味や形、色も品種によって変わります。
ブドウは枝に近い部分から熟すため、房の中で甘みが最も強いのは上部です。家族でとり分けて食べる時は上部が均等になるように分けましょう。
紫色の皮には、アンチエイジング効果のあるポリフェノールの一種・アントシアニンが含まれているので、皮ごと食べるのもおススメです。ジュースやゼリーなどにする場合はぜひ皮ごとつぶして使ってみましょう。ただし、種はつぶすと苦みが出るので、取り除くようにして下さい。
- 粒の色が濃く、みずみずしくてハリがあるもの、軸は青みがあり太いものを選びましょう。粒の表面にうっすらとブルーム( 白い粉)がついているものが新鮮な証拠です。
- ビニール袋に入れて冷蔵庫に保存します。長期間保存する場合は房から一粒ずつ外して冷凍保存にしましょう。
■生産者からのMessage■
家では、キャンベル・ナイアガラ・巨峰・藤稔・スチューベンなどの品種を栽培しています。ブドウを作る上で大切なことは、日当たりももちろんですが「房つくり(摘粒)」という、ブドウの粒を切って房の形を整える作業をすることによって、大きさや形のいいブドウに仕上げていきます。この房作りは、長年の感覚で行っています。
おススメの品種は『藤稔』です。皮が柔らかいので割れに注意しなければいけませんが、粒張りが良く作る面白さがあります。また『スチューベン』も甘いだけではなく独特の味があるので、ぜひ色々な品種を食べ比べてみて下さいね。
旬の食材を使って
ブドウジャム
【材料】
ブドウ 1/2房個
砂糖 50g程度
レモン汁 少々
大きめの耐熱容器
皮を入れる容器
お茶のパックまたはガーゼなど
- ブドウの皮をむき、大きめの耐熱容器に実を、皮を別の容器に入れます。
※容器の上で作業し、果汁をこぼさないようにしましょう! - 実は種を取り除きます。
- 実の入った容器に砂糖を加えます。
- 皮をお茶用のパックまたはガーゼに入れて、実の入った耐熱容器に入れます。
※皮のパックは実の中に隠れるようにしまいます! - 蓋またはラップを少し開けた状態で、600Wの電子レンジで3分加熱します。
※途中で吹きこぼれそうなときは一旦取り出し、落ち着い てから加熱しましょう! - 蓋を取り、さらに3分ほど再び加熱し、軽く混ぜます。
- 混ぜてみて、とろみが付くまで6.を繰り返します。
※冷やすととろみが増すので、少しのとろみで大丈夫です! - 長期保存の場合は煮沸消毒した瓶に、そうでない場合は適当な保存容器に入れ、粗熱を取ります。
- 冷めてきたらレモン汁を少々入れまぜ、蓋をして冷蔵庫で冷やして完成です!!