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お月見編 お月見メニューで文化を味わおう!
秋風が心地よい季節になりました。秋は実りの季節ですが、農作物の収穫を感謝する行事として「お月見」があります。日本で「お月見」が広まったのは江戸時代以降と言われており、ススキを飾り、団子やまんじゅう、おはぎなどのお菓子をお供えします。また地域によって、野菜や果物などの作物もお供えするようです。
十五夜と十三夜とは
お月見といえば、一般的には旧暦8月15日の「十五夜」をさします。今年の十五夜は、10月4日(水)です。十五夜は美しい月を観ながら、秋の収穫を祈る行事で、「中秋の名月」と呼ばれています。また、芋類の収穫を祝う意味も込められているため、「芋名月」と呼ばれ、里芋やさつまいもをお供えします。それに対して「十三夜」とは、旧暦9月13日のお月見のことで、十五夜のあとに巡ってくる十三夜をさしています。今年の十三夜は、11月1日(水)です。「十五夜」は中国から伝わったものに対し、「十三夜」は日本でうまれた風習だといわれており、収穫に感謝する行事です。栗や豆の収穫祝いでもあるため、「栗名月」「豆名月」と呼ばれています。
里芋のあんかけ
【材料】
- 里芋…………… 8個
- ひき肉………… 150g
- 生姜………… 1かけ
- 和風だし……小さじ1
- 砂糖…………大さじ1
- 醤油…………大さじ2
- みりん………大さじ1
- サラダ油……… 適量
- 塩コショウ……… 少々
- 片栗粉………大さじ1
- 片栗粉を溶く水………………大さじ
【作り方】
- 作り方
- 里芋の皮を剥き、大き目のものは1口サイズに切る。
- 里芋を下茹でする。
- 生姜をみじん切りにする。
- 鍋にサラダ油をひき、ひき肉と生姜を炒めて、塩コショウで薄めの味をつける。
- 肉の色が変わったら、里芋を入れ、サッと炒める。
- 里芋が半分隠れるくらいの水と、砂糖、醤油、みりん、和風だしを入れて煮ます。
- お好みの固さになったら、水溶き片栗粉を加えて、とろみが出たら完成!
あんこ・ずんだ・きなこのおはぎ
【作り方】
- 同じ分量のもち米とうるち米を準備します。
- もち米は研いで一晩、水に浸けておいて、炊く直前に研いだうるち米と混ぜて炊きます。水の量は普通にお米を炊くときよりも少し控えめにします。
- 炊き上がったら、蒸らして、温かいうちにすりこぎで軽くつぶします。
- 粗熱がとれたら、俵型にして、あんこなどで包んだら完成!
おはぎには「ぼた餅」という別の名前もあります。春には牡丹の花が咲くので「ぼた餅」、秋には萩が咲くので「おはぎ」と呼ばれているようです。呼び方は違いますが、この2つはほぼ同じもの。ただ、牡丹の花は萩よりも大きめなことから、おはぎよりもぼた餅の方が少し大きめに作られるようです。