猪苗代駅から北に向かって約１kmほど進んだところにある「お菓子工房 Fuchs Berg（ふくす べるぐ）」ここでは会津産の野菜や地鶏の卵、そば茶などを使ったスイーツが人気だ。代表の菊地絵美さんと妹さんの佐藤美智枝さんの姉妹で経営する、まるで絵本の世界のような優しい雰囲気のお菓子やさん。
「野菜が苦手な人でも食べられるように作っています。お子さんの野菜嫌いを直すお手伝いにもなればいいなと思います」と代表の菊地さんが笑顔で話す。店の雰囲気同様、優しい味わいが口いっぱいに広がる。
「ふたりとも雑貨を集めるのが好きで、手作り雑貨の販売もしています。会津木綿を使ったものもあります」と店中に飾られた雑貨を菊地さんが見渡す。スイーツも雑貨も地元のものをなるべく多く取り入れている。「自分たちが食べておいしい物を提供したいと思い作っています。季節に合わせた野菜を使用していて、ついもう一個と手が出てしまうおいしさですよ」野菜との相性もよく、程よい甘さが魅力。シンプルなだけではない奥深い味わいが楽しめる。
　店名の「ふくすべるぐ」とはドイツ語でキツネの山という意味。猪苗代町近辺の地方では磐梯山の残り雪がキツネのように見えたら稲作農家が種をまくという風習がある。春のおとずれを感じさせるその「種まきキツネ」が店名の由来だ。

【お菓子工房Fuchs bergふくすべるぐ】
営業時間10時～18時（月曜定休日　祝日営業）
駐車場５台