スペシャル情報
白菜(米粉で白菜シチュー)
ホカホカあったか~い鍋が食べたくなる、寒い冬がやってきましたね。その鍋には欠かせない野菜の1つ「白菜」。霜にあたると風味が増し、繊維が柔らかくなるといわれている野菜です。
白菜は大きく分けると3タイプあります。まず1つが「結球タイプ」という、よく見かける楕円形の白菜です。2つ目が「半結球タイプ」という、上の部分が丸くならずに広がっている白菜で、山東白菜や花心白菜などがあります。柔らかめで、主に漬け物に適しています。3つ目が「不結球タイプ」で丸まらず広がったもので濃緑色の広島菜などがこれにあたります。
白菜の主成分は水分ですが、色々な栄養素が少量ですがまんべんなく含まれています。ビタミンCやミネラルであるカリウム、カルシウム、マグネシウムや、他にはアブラナ科(大根、かぶなど)の辛味成分であるイソチオシアネートなども含まれています。
辛味成分のイソチオシアネートは、消化をよくする作用や血栓ができるのを防いだり、ガンを予防する作用などが知られている成分です。これらの栄養成分から、白菜には美肌効果、風邪予防、便秘改善、利尿作用、動脈硬化やガン予防などの効能があるといわれています。
塩をたくさん使う漬け物は高血圧が心配されますが、白菜漬けの場合、白菜に含まれるカリウムがナトリウム(塩分)を排泄して、塩分を過剰にとるリスクを軽減させるといわれています。
- 外葉が大きく、しっかりと巻いてあるもの。
- 株の切り口が白くてみずみずしいもの。
- カットされている場合、中心の芯が盛り上がっているものは、切ってから時間が経過し鮮度が落ちている可能性があります。
- 保存がきくので、カットしていない状態であれば冬場で3~4週間はもちます。
- 新聞紙に包んで寒いところに立てて置きます。
- カットしてあるものは、ラップをして冷蔵庫で保存。
■生産者からのMessage■
就農してから40年以上、様々な野菜を作っています。冬は白菜の他にもネギや大根、夏はブロッコリーやキャベツなどを作って出荷しています。白菜は、霜が降りる頃寒さから自分を守るために糖分を溜める性質があるので、寒さが増すごとに甘みも増します。毎日収穫したものを食べ比べてみると味の違いがわかりますよ。家のハウスでは、60日でできる品種や80日でできる品種と分けて作り、収穫の時期をずらして出荷しています。
白菜の食べ方のおすすめは、定番の「鍋」と「漬け物」ですね。白菜に限らず全品目、土壌も放射線のモニタリングを受けて、安全な物だけを出荷するよう気をつけています。農薬も指定されたもののみを使用し、安全で新鮮な物を出荷するよう心掛けているので、皆さんにはぜひ安心して野菜をたくさん食べていただきたいです。
旬の食材を使って
米粉で白菜シチュー
【材料】
白菜 1/6株
鶏肉 200g
カブ 1束
人参 1/2本
バター 5g
米粉 30g
顆粒コンソメ 10g
牛乳 200cc
塩・砂糖(鶏肉用) 各小さじ1/2
塩・こしょう 適量
- 鶏肉は一口大に切って、塩と砂糖をもみ込んでおく。
- カブは皮をむき、茎や葉もあればざく切りにする。白菜は細めのざく切り、人参は皮をむいていちょう切りにする。
- 鍋にバターを熱し鶏肉を炒め、色が変わったら人参と白菜の芯に近い部分を加えて炒め、水1リットルとコンソメを入れて10分煮ます。
- カブと白菜の葉の部分を入れて、10分煮ます。
- 米粉に牛乳を少しずつ入れて溶かしたものを加えて5分位混ぜながら煮ます。とろみがついたら、お好みで塩・こしょうして完成。