スペシャル情報
アスパラガス(アスパラと卵のチーズ焼き)
皆さんの食卓でも馴染みのあるアスパラガスですが、会津地方では寒暖の差の大きさを存分に活かし、やわらかく甘みのあるアスパラガスが作られます。会津のアスパラガスにはハウス栽培のものと露地栽培のものがありますが、5月現在の露地ものは特に甘くて太く、食べごたえ抜群です。
会津でアスパラガスが栽培され始めた歴史は古く、栽培歴20年~30年といったベテランの生産者の方々も数多くいらっしゃいます。ホワイトアスパラガスの栽培がきっかけで、稲作からの※転作品目として露地のグリーンアスパラガス栽培が増加したと言われています。最近では茹でた時の甘みが一番強い紫色のアスパラガスなどもあり、とっても鮮やかですね。
会津地区の4JA(あいづ、会津みどり、会津いいで、会津みなみ)の共同で「会津アスパラガス広域選果施設」を稼働させたり、県内各地で毎年アスパラガスセミナーなども多々開催されていて、生産者の方々も栽培技術の向上に意欲的です。だからこそおいしいアスパラガスが私達の食卓に上がるのですね。
※転作・・・これまで作っていたものとは違う品目を作ること。
- 穂先が閉じていて、茎がまっすぐなもの。
- 全体的に色が濃く、艶があるものがおススメです。
- 生のものは保存に不向きですが、保存する場合は乾燥しやすいので、切り口に濡れた新聞紙などを当て、ラップ等で包み冷蔵庫で保存します。
- 少々硬めに茹でて冷凍で保存可能です。
■生産者からのMessage■
JAあいづ西部営農センターアスパラガス生産部会長を務める荒井正光さんは、現在28棟のハウスでアスパラガスを生産しています。
荒井さんは、「ハルキタル」や「ウェルカム」、「パープル」などの品種を作っています。なかにはまだ品種として正式に登録されていない新品種のアスパラガスの試験栽培を県から依頼されて作ることもしばしばあり、責任重大ですが、奥さんと二人三脚で楽しみながら取組んでいます。
荒井さんのおススメの食べ方は「アスパラガス天ぷら」。新鮮なアスパラガスを揚げるとホクホク熱々でとっても美味しいです。荒井さんは「うちでは肥料や水にこだわって安全・安心なアスパラガス作りに取組んでいます。新鮮なアスパラガスは甘みが違うのでぜひ春の味を楽しんでみて下さい」と話してくれました。
旬の食材を使って
アスパラと卵のチーズ焼き
【材料】
ピザ用チーズ 20g
グリーンアスパラガス 2本
卵 1個
塩、こしょう 少々
- アスパラガスは、はかま(※)を取り、皮の堅い部分をむき、3cmの長さに切ります。
※茎についた褐色の三角形のことです。この部分は苦味があります。 - 卵は茹でて殻を剥き、5等分に切っておきます。
- 耐熱容器に卵を並べ、アスパラガスを乗せ、塩・こしょうとチーズをかけてオーブントースターで3~4分焼きます。
- こんがりと焼き目がついたら出来あがり!